ブログ

MARANTZ マランツ 7との再会

オーディオを愛する人なら一度は聞いた事があるアンプだと思います。
評価は如何でしたか?「噂ほど大した事は無いよ」と言われる方が殆どだと思います実は私もそう言う音だと思っていました。私が使ったのは後期のマランツ7とキットのマランツ7を使ってみました、評価は音の線が細くて少しうるさい感じだったと記憶しています。

当然ですマランツ7は1958年に登場して初期のアンプで60年以上は経過していますしその後に作られた中期タイプ、後期タイプと回路は一緒でも部品は大幅に変更されているのですから。
今年のある日に学生時代の先輩に誘われて渋川のオーディオショップに連れて行って貰いました、始めてのお店だったので見る物が珍しくて直ぐにお店の方たちとも打ち解けて色々と教えて頂き、その中でOさんと言うレコードコレクターの方とお話をする機会がありレコードの音の素晴らしさに感動しました。そのOさんがプリアンプはマランツ7が良いですよと言われ、マランツ7について調べてみたらマランツ7の認識が変わりました、私の過去に聞いたマランツ7は本当の音ではなくて後期タイプやキットで部品が大きく変更され回路も変更された物であると判り、では初期のマランツ7の音はどんなのかと非常に興味を持ち始め色々と調べて購入を決意して東京でマランツ7の専門のお店から購入する事にしました、年金生活者ですから、それこそ東京タワーのてっぺんから飛び降りる覚悟での購入でした。
我が家に来たマランツ7はシリアルナンバーが10724と初期のタイプです、
徹底的にレストアされた1000番以内の名器ですよと言われ風格のある音に仕上がっていて音をより太くする音のデザインをしていますのでマランツ7の良さがより強く出るようにいたしましたとよと言っていました。 以下が交換部品です。

  1. 1.主要コンデンサーを全てオリジナルのコンデンサーであるバンブルビーにいたしております。
    2.セラミックコンデンサー0.01μFを大型のsprague製に交換して厚めの音に変更いたしました。
    3.内部のスポンジを新品に交換。
    4.真空管は全てテレフンケンECC83スムーズプレートダイヤマーク入り。
    5.サスペンションは全て新品にいたしました。

結果的に音は太く柔らかな音なのに芯があり聞いていてこの上なく心地よさが伝わるような音になっていますと言う事でした。
マランツ7が届いて直ぐに音を聴きました、全くの別物の音です今まで聴いたどのアンプよりも違っていました。
それ程に音がちがいます、重量感があり、ねっとりとした低域に倍音の伸の良い中域と高域はCDの音がレコードを掛けているのではと錯覚するほどでした。
マランツ7の音は安定感がありボケていません。生演奏会場に居る様な錯覚すら覚えてしまうような音です。
何といってもジヤズのライブ会場の真ん前で音を独り占めできるのですから。
ブラボー

TOP